出光美術館で「江戸絵画の華」の第一部・第二部を見てきた。2019年に出光美術館がプライスコレクションを購入し、2020年に展覧会をやるという知らせがあってずっと楽しみにしていたが、コロナが直撃して延期と中止の繰り返しだったので、待望のお披露目だった。 まず、若冲の有名な「鳥獣花木図屏風」があってテンション上がった。ます目描きという手法で描かれていて、タイルを敷き詰めたようになっている。四角を分割したりしなかったり、色の表現の仕方や色の組み合わせが様々で面白かった。土佐光起伝のうずらと菱川師宣伝のうずらが一度に見れるのだが、それぞれで模様の描き方が違っていて比較しながら見ると楽しい。若冲の水墨画群は、ほぼ楕円まで簡略化された体と描き込まれた頭と羽の対比が面白い鶴のシリーズが一番好きだった。改めて日本画のデフォルメ/写実のメリハリを見るのが好きだと思った。展示されていたもののなかで一番気に入ったのは谷鵬の虎図。ぎょろっとした目玉の表現がまず目に入り、その力強さとは打って変わって模様の濃淡は柔らかく、ふわふわの毛並みとふくふくそうな手のギャップがよかった。手前右下に力強い木が描かれていることでより虎の毛並みが際立つ。若冲の絵画は特に、日本に戻してくれてありがとうの気持ちになった。
最近ビヨンセの「ALIEN SUPERSTAR」が好きでよく聴いている。普段エンパワメント的なものにたいして斜に構えているふしがあるが、これはすんなり聴いているので自分の基準はブレブレだなと思う。
XGの「SHOOTING STAR」も好きでめちゃめちゃステージ動画を見ている。どのステージもCOCONAとHARVEYのスタイリングに目が行きがち。2番サビのHARVEYのウェーブは何度見てもありがたい…という気持ちになる。
友人に誘われて、鎌倉にある「ensou」に行った。すべてが好みの材料・味で本当に美味しかった。特に前菜として出てきた蕪が、こんなにジューシーになるのか、と驚くほどだった。好きだけどあまり食べない百合根も出てきて、ご飯も出汁茶漬けで、ますますOSAJIが好きになった。
最近少女漫画を数冊読んで、自分が読んだものがそうなだけかもしれないけど「悪い子」がマジでいないなと思った。いたとしてもちょっと性格悪い、ちょっと嫌な感じ、くらいで。みんな基本素直で良い子でそのなかで恋愛してる。その反面、異世界転生系というのかなろう系とくくればいいのか、ラノベ的文脈だとゴロゴロいる。縦スクロール漫画もだいぶ見慣れたけど、コマ割りの妙もあるので正直縦読み漫画は普通の漫画と別物だなと思う。子どもたちは漫画の読み方が分からない人も多いらしいから、「そのまま読めばいい」というところはいい点なのかもしれない。四コマみたいにただ縦に降りていけばいいから。折りたたみスマホが主流になったら、普通の漫画のコマ割りが読みやすくなるからいいなと思う。今出てるのはあまりに髙いので選択肢にならないけれど。